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狭心症について

最近、TVで健康情報番組が頻繁に放送されています。
私も職業柄、患者さんとの話題のタネに・・・と勉強も兼ねてほとんどの番組を観ています。
季節がら最近は、狭心症・心筋梗塞の話題が多いようなので、今回は狭心症についてお話します。

【狭心症とは?】
心臓が働くために血液を供給しているのが、心臓の表面を取り巻いている冠動脈という血管です。何らかの原因でこの冠動脈の内腔の一部が狭くなり、血液が流れにくくなるのが狭心症で、さらに血管が狭くなり血管が詰まって血流が止まってしまうのが心筋梗塞です。主な原因は動脈硬化です。血流が低下するため心臓の筋肉が酸素不足に陥り心臓の働きが十分でなくなります。
狭心症には、特徴的な症状が現れるものや、ほとんど症状が現れないものなど、様々なタイプがあります。出来るだけ早期に発見し、タイプに合った適切な治療を行っていくことが重要です。

【症状の現れ方】
典型的なタイプでは、胸が締めつけられるような痛みが起こり、数分から10分程度でおさまります。息苦しさや吐き気を伴うこともあります。ほかに、胸以外の部位に痛み(数分から10分程度)が生じる放散痛タイプもあります。痛みの部位は、奥歯・のど・左腕・背中の痛み・肩こりなどです。またやっかいなことに、症状を感じにくいタイプもあります。

【狭心症の薬物治療】
狭心症と診断されたら、食生活の見直しや肥満の改善などで動脈硬化の進行を防ぎます。冠動脈の狭窄の程度が軽い場合は、薬物療法が治療の中心となります。狭窄の程度が重い場合は、カテーテル治療(ステント留置)やバイパス手術となります。

狭心症の薬;4種類に大別される。
①症状を鎮める薬;ニトログリセリンなどの即効性の硝酸薬
②症状を予防する薬;β遮断薬・カルシウム拮抗薬(心拍数を下げる・血管を拡げる)
③動脈硬化を改善する薬;スタチン(LDLを下げる)
④血栓を予防する薬;バイアスピリンなど(血栓をできにくくする)

【症状が重くなった場合の治療法の選択】
カテーテル治療とバイパス手術のどちらかを行うかは、「狭窄の部位」「狭窄の数」「年齢」「持病」などを考慮して判断されます。

冠動脈の根本に狭窄がある場合や、狭窄が3カ所以上にある場合;バイパス手術
75歳以上の高齢者では手術のリスクを考慮してカテーテル治療の選択が多い。
心臓の働きが十分でない人や脳卒中を起こしたことがある人、肺・腎臓病・肝臓の病気・糖尿病などがある人も手術によるリスクが高いためカテーテル治療が優先的に検討される。

カテーテル治療;治療1時間程度
バイパス手術 ;治療5時間程度
どちらも治療後は、運動療法、食事療法、薬物療法、禁煙に気を付けるようにする。

【さいごに】
私自身、ちょうど1年前に狭心症と診断されました。今までに感じたことのない、嫌な強い背中の痛みが治療開始のきっかけでした。それまで、胸痛発作は一度も起きたことがなく、思いあたるのは、登り階段の息切れが年々ひどくなったこと(これも歳のせい?と感じていました)。症状は、思った以上に進行していて、カテーテル治療(ステント留置)となりました。
検査⇒治療⇒治療後6か月検査⇒12か月検査と、いずれも二泊三日の入院で行います。時間と治療費、そして同僚への迷惑がかかります。こうならないためにも早期発見と予防が一番です。
通常の健康診断の項目では狭心症の発見はできませんが、毎年コレステロール(特にLDL)が高い人や高血圧の人は要注意です、確実に徐々に進行しています。また尿酸値が高い人や、成人してから、急激に体重が増えた人も、今の体型によらず要注意です。
思い当たる方は、今日からでも間に合いますので日常生活の改善に努めるのをおすすめします。
また、心臓ドッグを受けるのも早期発見につながります。年齢の節目ごとに受けるのも一考です。
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